本をPDFに自炊して、つねに持ち歩けるマイ図書館を作る

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 気がついたら1年が過ぎていたような気がするが、私も人並みに片づけものや整理をしている。

 物品や衣類など、不要になったものはまとめて寄付。Mac内のファイルもざくざく整理して、処理案件で残っているものなどもスパートをかける。

 ちなみに水星逆行中だが、今期はいつもと違い妙に仕事が進む。それでもまあ水星逆行なので、逆に手が滑って必要なものまで捨ててしまわないように注意は必要かもしれない。

 あんまり普通でない整理も進めていて、それは本のPDF化。

 私の持ち物の中でつねに最大容量かつ重量を占めるのは「本(書籍)」だ。長距離の引っ越しの際も、そもそも最低限しか所有しない家具類は寄付するか売り払ってしまうので、引っ越し費用の大半はつねに本の移動代。フロリダからハワイに引っ越した時にもずいぶんかかった。

 それでハワイから引っ越すことにした時に、ついに開始したプロジェクトがある。

 それは手持ちの本をデジタル化してしまうこと。引っ越しのしばらく前から、そういうことを実行している人たちがいるというのは知っていたが、太平洋から南シナ海をまたぐ大移動を機会に実行することにした。

 ツールはScanSnapというスキャナ、カッターナイフと裁断機だけ。ScanSnapは、自動で紙束の両面をスキャンしてPDFファイルに変換してくれるスキャナだ。性能も使い勝手もきわめてよい。本をきれいに解体するには少しこつがいるが、慣れれば1冊5分くらいでスキャン用に準備できる。スキャン作業自体は、ページ数によって5分から10分程度(最新バージョンはクラウドへのアップロードまでやってくれるらしい)。

 こうして、ハワイを出る前にとりあえず300冊くらいをPDFに加工した。

 もっとも当時で蔵書は2500冊を越えていたから、300冊減ってもそれほどの節約にはならなかったが(笑)、それでも蔵書300冊をMacに納めて、どこへでも持ち歩けるようになったのが画期的だった。というのは、仕事絡みの移動の際に、スーツケースの重量のかなりの部分がやっぱり本だったから(笑)。

 最近は電子書籍もずいぶん出回るようになった。しかしいろいろ制約があって、シンプルなPDFファイルの方が便利な点もある。何より本当にマイナーな分野の本は、電子書籍では手に入らないものも多い。

 なので自前のPDF化(これをやっている人たちの間では「自炊」と呼ぶらしい)は、どうしても必要だ。というわけで、その後も仕事の合間に作業を続け、さらに300冊程度、合計600冊ほどをMacに納めた。

 色々思うことがあって、この12月に作業を再開。仕事の中休みがてら、語学のMP3などを訊きつつ、1日に20冊くらいづつ処理している。

 古くてすでに紙が茶色くなり始めているものや、読み込み過ぎて装丁にガタが来ているものは最優先で処理。ペーパーバックは時間が経てばいずれ背表紙がだめになるし、薄手の紙で茶色くなってきたのはスキャンにエラーが出やすいので、そうなる前に処理したい。

 加工の手間に価しないもの(読み切って終わりの本や雑誌)は、もちろん寄付。非常に重要な本は2冊購入し、1冊をスキャンして、もう1冊はそのまま保存する。

 あと資料として手元に置いているが、当面使いそうにない本や資料類もスキャンして、これはクラウドに上げておく。

 スキャンした本はMacとクラウドにダブル保管して、どこにいても自分の蔵書にアクセスできる個人用ポータブル図書館になっている。


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