オーラとチャクラの構造について、もう少し話を続けよう。
チャクラには、エネルギーをとり入れるのがおもな働きのものと、エネルギーを送り出すのがおもな働きのものがある。
「すべてのチャクラはエネルギーをとり入れる」と書いてある本もあるが、これがそうではないことは、実際にチャクラにエネルギー(生体エネルギー、「気」)を流して、その反応を観察してみればわかる。チャクラの中にはエネルギーを自然に吸い込むチャクラと、そうでないチャクラが明らかにある。
自然にエネルギーをとり入れる主なチャクラは、足の裏のチャクラと1、2、4、6のチャクラ。エネルギーを入れられるのを好まないのは3、5、7のチャクラで、これらのチャクラに無理にエネルギーを押し込むと、反発反応やエネルギーの逆流が起きる。
反発反応やエネルギーの逆流は、時に強い感情反応や体の不快感を伴う。この反応を漢方で言う「めんけん」のように考え、ヒーリングの効果が出ている証拠だと考える人がいるが、それは必ずしもそうではない。
ヒーリングを受けるたびに強いネガティヴな反応があり、どれほど続けても肉体や感情の症状がいっこうに改善しないなら、行う側も受ける側も、そのヒーリングは本当に有効なのかどうかを考える必要がある。
とり入れるためのチャクラにエネルギーを流してもらうのは、体に自然にエネルギーが吸収される感じがよくわかり、気持ちがよい。そこからとり入れられたエネルギーはスムーズに体全体に回り、オーラ(エネルギーフィールド)のチャージや浄化に目に見える効果がある。
オーラが浄化されると、体感的にすっきりした感じや、心身が軽くなった感じがある。オーラがたっぷりチャージされれば、何より元気(=エネルギー(「気」)が回復した状態)になった体感があり、人によっては深いリラックス感や、気分が持ち上がった時のような高揚感を感じる。
7つの主要なチャクラの中でも第1チャクラと第7チャクラは、やや働きが特殊だ。第1チャクラには大地からエネルギーをとり入れる働きと、それを体に送り出す働きの両方の機能がある。また、第7チャクラはすべてのチャクラとオーラのエネルギーを統合して、体とオーラの全体を包む「光のシールド」を編む機能がある。
足と第1チャクラからとり入れられるエネルギーは、肉体と、肉体にもっとも近いオーラの第1レベルを流れ、健康を支える。オーラの第1レベルは周波数も肉体に近く、肉体と一体だと言ってもいい。キルリアン写真に映るのも、オーラを見る練習を始めて最初に見えるのも、このレベルのオーラだ。
(『スピリット通信』(vol. 6))
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