オーラとチャクラの働き 第2チャクラは自己感情の座で、免疫の中枢でもある

 第2チャクラは、非常に大切なチャクラだ。これには二重の意味がある。

 一つは、このチャクラは免疫機能の中枢であること。

 もう一つは、現代人では、とくにこのチャクラの機能不良が目立つケースが多いこと。このことは、アレルギーからガンまで、さまざまな病気の蔓延と関係している。

 第2チャクラは、ちょうどおへその当たりに位置している。色はオレンジ。元気な人では鮮やかなオレンジ色だが、人によって色が薄かったり、濁っていたり、頭が感情に先行する人では、オレンジというよりは黄色に近かったりする。

 カリフォルニア大学ロサンジェルス校のヴァレリー・ハント博士の実験によると、ヒーラーや透視能力者は、950 Hzから1050 Hz帯域のエネルギーを「オレンジ色」として識別する。

 第2チャクラは、第4チャクラ、第6チャクラと並んで、もっぱらエネルギー取り入れるチャクラである。

 このチャクラは、何より免疫機能のキー・チャクラとして、リンパ腺や脾臓、腸の中のペイエル板などと結びついている。また腸そのものや、骨(骨髄をとりまく緻密質の部分)にも対応している。

 このチャクラが元気だと、体と心の両方に張りがあり、うるおいがある。オーラの第2レベル、感情体も軽やかで、きれいな色をしている。

 このチャクラの機能が低下していると、体も感情も乾いた感じ、枯れたような感じになる。枯れた状態が長く続くと、骨のエネルギーが薄く、骨そのものがもろくなる。骨粗鬆症などはその典型だ。

 第2チャクラの機能が低下すると、風邪など、免疫低下によって引き起こされる病気にかかりやすくなる。

 このチャクラが健康なら、免疫系も良好に機能している。敵と味方を適切に見分け、敵をやっつけることに抵抗がないので、細菌やウィルスが侵入してくれば、ただちに応戦して撃退する。他方、「自分は自分」という安定感から、かまう必要のない花粉や無害なタンパク質などは、放っておかれる。

 アレルギーは、体の免疫機能が過敏になり、花粉など、本来かまう必要のないものにまで過剰に反応する状態だ。こういった人では、第2チャクラの機能も乱れているし、感情面でもどこかゆとりのないことが多い。

 この免疫と第2チャクラの機能の問題は、自己感情や、自己のバウンダリ(境界)の状態と結びついている。

 「自分」というものがはっきりしていて、嫌なものには「嫌」とはっきり言える人は、オーラの感情体に強さがあり、免疫低下からくる種類の病気にはなりにくい。仮に遺伝や生活習慣が原因でそういった病気にかかっても、感情エネルギーの乏しい人に比べて、ずっと回復しやすい。

 「自分勝手な人はガンになりにくく、また治りやすい」という本を書いている医師がいたが、オーラの視点からも、それには一理ある。

 ただし、このチャクラばかりをアンバランスに強めすぎると、まわりにとってはずいぶん迷惑な人になる。他人のニーズを無視して自分のニーズを満たすことを当たり前に感じる、自己中タイプである。

 オーラの中で、第1チャクラの赤と第2チャクラのオレンジがパワフルな人は、いわゆるカリスマ的な素養があり、他人に対する強い影響力をもっている。しかし、第4チャクラの緑が薄ければ相手への共感力や同情心に欠けるし、5チャクラの青が薄ければ、自分を内省したり、精神的価値について考えることができない。

 人間に7つのチャクラがあるのは、7つをそれぞれバランスさせることが大切だということ。物事にはバランスが大切!

 第2チャクラを整えるには、幾つかの方法がある。

 第2チャクラをきれいにするベストの方法は、週に3回、それぞれ30分以上、息が切れるような運動をすること。脈拍が120から130を越えるような運動を20分続けると、オーラ・フィールドの全体がオレンジ色になる。この状態で、感情のゴミを燃やすことができる。汗をかくような運動をした後にすがすがしい気分になるのは、オーラも実際にきれいになっているからなのだ。

 うつ状態の人では、オーラが青く暗くなっているが、そういった場合にも、運動でオーラ・フィールドを活性化し、感情のお荷物を燃やしてしまうことは有益だ。アメリカでは、体を動かすことを鬱病治療の一環にとり入れている医師や病院が結構ある。

 また、太極拳や伝統的な気功、フラダンスやベリーダンスなどの腰を使って鍛えるダンス、フェンシングや乗馬など、腰を中心に鍛える運動も2チャクラの健康によい。

 内的なアプローチで大切なのは、「自分を好きになれること」。そして人から与えてもらう好意などを、快く受けとれるようになること。第2チャクラが弱い人は、「受けとること」が、とにかく下手か、苦手だ。しかし、まわりから感情面での滋養を受けとれることが、第2チャクラの健康には欠かせない。

 まず、人から何かを(プレゼントでも、感情面でのサポートでも)与えられそうになったら、感謝して受けとる習慣をつけよう。

宮島の紅葉

『エネルギーの海 スピリット通信』(vol. 8)


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