オーラとチャクラの働き 第1チャクラは大地から生命エネルギーをとり入れる

消えずの火

 人間が自然のエネルギー(プラナ、「気」)をとり入れるためのもっとも大切なとり入れ口は、足のチャクラと第1チャクラだ。

 足の裏のチャクラは、普通に立ったり座った状態で大地に向かって開いている。素足なら、直接大地に触れるようになっている。このことからも、このチャクラと大地のエネルギーの関係の深さがわかる。

 第1チャクラは股間に位置し、やはり大地に向かって開いている。色は赤。ただし色目は、チャクラの状態や元気さ(エネルギーの充実度)によって異なり、濃く鮮やかな赤から力のない淡い赤、暗めの赤からオレンジに近いような赤まで幅がある。

 「チャクラの色が赤」あるいはヒーリングで「赤いエネルギーを流す」という時、それは可視域の(目に見える)赤い光を指しているわけではない。可視光線の赤と似た性質を持つが、より周波数のオクターヴの高いエネルギーだと考えるとわかりやすい。

 1988年のカリフォルニア大学ロサンジェルス校でのヴァレリー・ハント博士による実験では、オーラを見ることのできる人たちは、1000〜1200 Hz 帯域のエネルギーを「赤色」として識別することがわかっている。

 両足と第1チャクラからとり入れられる生命エネルギーは、もっとも基本的なレベルで肉体を支え、細胞を活性化する。大地のエネルギーを両足と第1チャクラからたっぷりとり入れることが、健康に、いつまでも若々しく生きるために欠かせない。

 太極拳や伝統的な気功などは、ごく自然にこれらのチャクラを開き、効率よくエネルギーをチャージするのを助けてくれる。フラダンスやベリーダンスなどの腰を低くして(地面に近くして)鍛えるダンスや、エネルギーの活性化に焦点を絞った筋肉トレーニングも、同じくらい効果的だ。これ以外にも、すべての運動は、これらのチャクラを強め、体に赤色のエネルギーをチャージする。

 第1チャクラの中枢は股間に位置するが、第1チャクラの存在や働きはその部分だけに限られているわけではない。

 脚全体や、下腹部にある生殖器や生殖腺の他に、骨髄や血液も第1チャクラと結びついている。また、肝臓や脾臓など赤色の強い臓器もそうだ(肝臓は消化器系の一部として第3チャクラとも関係し、脾臓はリンパ系の一部として第2チャクラとも結びついているが)。

 足や第1チャクラからとり入れられるエネルギーの量が減ると、関係するの体のパーツの維持や働きに影響が出る。逆に、関係するパーツのどこかに不調があると、それは第1チャクラの不調として表れ、ヒーラーや透視能力者によって感知される。

 そして第1チャクラを活性化、チャージすれば、効率よく、関係する体のパーツの調子をよくすることができる。例えば肉体の疲れといった軽い不調なら、即座に効果を感じることができる。

消えずの火

『エネルギーの海 スピリット通信』(vol. 7)


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