フラワーエッセンスには、服用してすぐに経験される反応(短期的効果)と、長期にわたってとり続けることで経験される効果があります。
ここではルミニス・エセンティアのエッセンスを例に、エッセンスをとってすぐに多くの人が経験する効果について見ていきます。
以下は、ルミニス・エセンティアのフラワーエッセンスをブラインド(盲験)形式で試した人たちの感想をもとにまとめたものです。
ブラインド形式というのは、それがどんな花から作られたのかを知らない状態でエッセンスをとったということです。ルミニスではすべてのエッセンスについて、まずこの形のテストを行い、エッセンスの質と効果について調べています。
すべてのエッセンスで、もっともよくある反応
・体が温かくなる。体が熱くなる(お腹や胸、足など特定部位、あるいは体の芯、あるいは全身)
・体の中で緊張していた部分が緩み、リラックスする(首、肩、背中、胃のあたり、全身など)
・ハートに反応を感じる(ハートに響く感じ、ハートが開かれる感じ、ハートが溶かされる感じ、特定の感情や記憶が刺激される感じなど)
・背筋がすっと伸び、体の中心に一本、線が通った感じがする
・体とのつながりが強まり、大地にグラウンディングされる感じがする
・エネルギーの滞っていた部分が動き、流れ始める感じがする
・特定のチャクラが開かれる感じがする(花によって異なるチャクラが反応)
・体の上下、上部のチャクラと下部のチャクラなど、体の異なるパーツがつながり、統合される感じがする
・感覚が開かれクリアになる感じがする(花によって異なる感覚に影響)
・花のエネルギーに敏感な人では、具体的な花の形や色、香り、植物の生えている場所の要素(水辺、河原、野原など)を感じる
これらは、複数のエッセンスについて多くの人が経験する反応です。つまりルミニスのエッセンスすべてに共通の作用と考えることができます。
これにさらに花ごとに特徴のある効果が加わります。
以下は実際のコメントの例です。使用者はブラインド形式で、何の花のエッセンスか知らずに服用してコメントを書いています。
「上から光が差し込んだよう」
「エネルギーが頭から上に抜ける感じ」
「目の前が晴れて視界が明るくなった」
「首や肩のこりがゆるんだ」
「頭がすっきり冴えてきた」
この花のエッセンスでは、第7、第6チャクラがクリアになり、活性化されるのがわかります。これは日本のボタンヅル(Bachのクレマティスと同属の花)のエッセンスです。
「優しくお母さんに包まれているような感じ」
「呼吸が深くなってリラックスした」
「胃のあたりが温かくなった」
「自分の中に安定した静かな深さを感じる」
「生命につながる感じ」
この花のエッセンスでは、第3チャクラがリラックスしてバランスされ、とくに母性的要素とのつながりが目覚めるのがわかります。これは日本のメマツヨイグサ(FESのイヴニングプリムローズと同属の花)のエッセンスです。
効果には、肉体的な反応として感じられるものと、内的な反応として感じられるものがあります。しかしエネルギーの視点から見れば、どちらも同じ効果の異なるレベルでの表現ということができます。
この効果の「パターン」が、その花の「アーキタイプ」の表現です。花のアーキタイプの全体像を理解しようと努めることが、エッセンスを選び、使いこなしていくのにはとても大切です。
エッセンスのメーカーによっては、上の記述ほどはっきりした反応の感じられない場合もあります。
また自分にまったく必要のないエッセンスをとった場合にも、はっきりとした反応が感じられないことがあります。これはフラワーエッセンスの作用が基本的にエネルギーの「リソナンス(共振効果)」に基づいているからです。
短期的反応は、そのエッセンスが自分に必要なものかどうかを決める、わかりやすい目安になります。この意味では本当は、エッセンスは購入する前にテスターなどで試し飲みできるのがよいのです。
フラワーエッセンスのアーキタイプ、深いレベルでの作用、長期的効果については以下を参考にしてください。
『フラワーエッセンス辞典』 イギリスとアメリカのフラワーエッセンス155種類を詳細に解説。
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Kindleアプリを入れれば、パソコン、携帯、タブレットで読め、検索機能を使えます。解説はじっくり読み込める長めの文章。
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紙版は電子書籍版の内容を短めにまとめ、1つの項目が見開き2ページに収められているので、辞典として手元に置き、参照するのに便利です。全エッセンスに花の白黒写真も掲載。
『花の魔術 フラワーエッセンス入門』(vol. 1)
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