まず、基本的なフラワーエッセンスの使い方について挙げていきます。
飲む
(A)ストック・ボトルから直接飲む
メーカーやショップから一般向けに販売されているのはストックボトルです。「ストック」とは希釈のレベルの1つで、もともとは「保存用」という意味。ストックボトルの保存成分は通常、ブランディです。
ストックボトルにはスポイトがついているので、それで2滴から4滴を舌にたらします。
この時、スポイトの先が舌や唇に触れないように注意してください。雑菌がボトルに入るもとになります。とくに子どもや犬にスポイトからエッセンスを上げる時、ぺろりとされることがあります。
もし唾液がついてしまったら、流水でよく洗うか、スポイトを新しいものに代えてください。
雑菌が繁殖するとじきにエッセンスの味が変わったり、中に何かが浮いて見えたりするので、もしそうなったらあきらめて捨ててください。
大人の場合、飲用は1日4回が基本ですが、敏感な人や子供、動物の場合は1日2回かそれ以下でいい場合もあります。
(B)服用ボトルを作って飲む
ストックボトルより1つ下の希釈レベルが服用ボトルです。プラクティショナーがエッセンスを選んで作ってくれるのは、服用ボトルです。
服用ボトルは自分で作ることもできます。
用意するもの
・スポイト付きのガラスびん。30ミリまたは15ミリのサイズが手頃
びんは新品であること。プラスチックはだめ。
ガラスびんは東急ハンズなどのアロマセラピー・コーナー、アロマセラピー・グッズの通販などで買えます。
・保存成分
一般的にはブランディが使われます。ブランディは、フラワーエッセンスのエネルギー・パターンを安定した形で保存することが知られています。エドワード・バック(Bach、バッチ)医師が用いたのもブランディです。
私が作っているルミニス・エセンティアでは、日本製の麦焼酎でも保存性とエネルギー・パターンの保持の点で良好な結果を得ています。
ただし焼酎のように、ブランディよりアルコール度数の低いものを使う場合は、アルコールの量を増やし、水の量を減らしてください。
お酒がだめな人は、リンゴ酢や梅酢も使えます。
子供の場合は植物性グリセリンだとよろこんで飲んでくれるようです。植物性グリセリンはココナツオイルから作られ、非常に甘い味がします。グリセリンにはいろいろあるので、必ず食用のものを購入してください。
・ミネラルウォーター
服用ボトルを作る手順
(1)ガラスびんを水8割、ブランディ2割で満たす。焼酎の場合は水6割、焼酎4割。酢やグリセリンの場合は水5割に酢5割。グリセリンの場合は水2割にグリセリン8割。
(2)ストックボトルのエッセンスを2滴から4滴、加える
(3)ボトルをてのひらに軽くリズミカルに打ちつけて活性化する
(4)ストックボトルと同じ要領で飲む。1回2から4滴、1日4回
アルコール使用の場合はしっかりと口をしめて、アルコール分の蒸発を防いでください。また2か月を過ぎたストックボトルや、時間がたって味が変わったり中に何かが浮いているような場合は捨てて、新しく作り直してください。
ボトルを手のひらにうちつけて活性化する方法はジェシカ・ベアー医師が考案したもので、日本でもSHASのフラワーエッセンス講座で学んだ人たちを経て広まっています。
(C)コップの水に混ぜて飲む
コップにミネラルウォーターを入れ、エッセンスを4滴から8滴落としてかき混ぜます。これを1日4回から8回程度に分けて飲みます。回数を増やすと効果が強くなります。4回では強すぎると感じる場合は回数を減らしてください。
1日で飲みきれなかった場合はラップをして冷蔵庫に保存できますが、3日を過ぎたら新しく作り直してください。
(D)塗る
・ストック・ボトルから数滴、手にたらし、直接塗る
・エッセンスを塗りたい場所にスポイトで数滴たらして手でのばす
・てのひらにエッセンスをとり、指や綿棒で、経絡のつぼや、こめかみ、手首などのパルスポイント(脈を感じる場所)に塗る
・オイルやクリーム、ローションに混ぜて肌に塗る
オイルやクリーム30グラムに対し、ストックボトルのエッセンス6滴から10滴が基準量です。
・マッサージオイルに混ぜてマッサージする
どんなエッセンスがどんな場合に使えるかについては、以下を参考にしてください。
『フラワーエッセンス辞典』 イギリスとアメリカのフラワーエッセンス155種類を詳細に解説。
Kindle 電子書籍版(オリジナル版・ロングバージョン)
Kindleアプリを入れれば、パソコン、携帯、タブレットで読め、検索機能を使えます。解説はじっくり読み込める長めの文章。
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紙版は電子書籍版の内容を短めにまとめ、1つの項目が見開き2ページに収められているので、辞典として手元に置き、参照するのに便利です。全エッセンスに花の白黒写真も掲載。
(E)噴霧する
ミストボトル(スプレーボトル)を作って自分や動物、植物にかけたり、部屋にまくことができます。
長期保存する場合は、服用ボトルと同じ要領で保存成分を加えてください。
保存成分はアルコールです(酢は匂いがきつく、グリセリンはべたべたになります)。部屋の掃除用などに1回で使い切る場合は、保存成分はなくてもかまいません。
スプレー用の小型ボトルは使い回しでなく新品を使ってください。アロマセラピーのショップや通販で購入できます。
(F)お風呂に入れる
ストックボトルから20滴ほどをお風呂のお湯に加えます。入る前にお湯をかき混ぜて活性化します。
(G)ハンズオン・ヒーリングと併用する
フラワーエッセンスはハンズオン・ヒーリングと併用して、オーラフィールド(ヒューマン・エネルギーフィールド)の掃除やチャージ、活性化に効果的に用いることができます。
エッセンスの活性化手順や簡単なハンズオン・ヒーリングとの併用などの実習は、SHASのフラワーエッセンス療法講座や集中研修で指導を行っています。
『花の魔術 フラワーエッセンス入門』(vol. 1)
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